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VOL.317『水分摂取が病気の予防に繋がっている』 [水]

◆病を防ぐ秘訣
 江戸時代の儒学者、貝原益軒が書いた養生訓には庶民の健康法が記載されており、1日に1〜1.5リットルの水分補給が健康維持や未病に効果があるとされています。これは鎌倉時代に道元が悟りを開いた禅宗に関係しています。修行の一つには『食をつくること』があり、それが精進料理の始まりです。またこれを基に茶道という茶を飲む伝統が誕生しました。日本では古代から水をたくさん飲む習慣があり、塩を溶かした汁物が食事の一部を構成していました。この歴史的背景から一汁一菜の食事法が生まれたのです。日本料理には味噌汁や吸い物が必ず付いています。伝統食として水分補給することに病を防ぐ秘訣があったのです。

◆リンパ液の発見
 水を飲んでいれば未病(病気の前兆)にならないと言います。
 自然免疫の主役は好中球が放出する活性酸素で、自然免疫力が働いていればリンパ球であるT細胞やB細胞、マクロファージが活性化します。なかでも最も働いているのが腸で、回腸の壁にあるリンパ球が集まった構造物(パイエル板)ではT細胞やB細胞が活性化し、免疫力を高めます。水を飲むとこの腸壁のパイエル板が活性化し、リンパ球を中心に炎症を制御し、未病を防いでいます。
 セロトニンはリンパ球を囲む平滑筋を収縮させ、リンパ球の貯蔵と輸送を高めます。水を飲むと腸壁からセロトニンが分泌され主に門脈に流れます。水を頻繁に飲むことはリンパ液の流れを良くするため生命維持に直結します。
 紀元前5世紀、ヒポクラテスは死者の腹部に赤い血液とは違う白い液体があることに気づきました。これが腸のリンパ管でした。飢餓状態での腸内リンパ球は脂を溶かすタンパク質が流れて白く見えるのです。
 紀元前4世紀、アリストテレスはリンパ液が透明な液体であることを見つけました。リンパ液の言葉の由来はラテン語の『泉から湧き出した澄んだ水』です。
 キリスト教の時代には人体解剖が禁止されましたが、16世紀になるとイタリア人解剖学者エウスキオは胸部を流れる白い液体を白い静脈と呼び、17世紀のフランス人外科医師ぺクエは胸の白い液体を胸管と命名しました。18世紀には山脇東洋が人体解剖を行いました。世界中で秘密裏に解剖病理学は行われていたのです。

◆水を飲もう
 昔から水を飲むことでリンパ液の流れが良くなり、元気なることが知られていました。人は水分補給が健康維持に繋がり生死を分けることを知っていたのです。そこで水を飲むように促す仕組みがリンパ液の働きとして備わりました。加齢とともに喉の渇きの感じ方が鈍くなります。お茶やコーヒーではなく水を飲むことをお勧めします。お酒は水の代わりにはなりません。水分不足が脳動脈や心臓冠動脈に血栓を起こします。脳の警報に従わず水を飲まないとバソプレッシン(ホルモン)が下垂体を刺激し、腎臓を介して尿量を減らします。乳幼児の病気はほとんどが水分不足から起こります。原因は脱水症なので、発熱したら冷水を飲ませます。
 ヒトの身体の60〜80%は水分です。古代から人間は水無しでは生きられませんでした。体内の水分が入れ換わるので生命の恒常性は維持されるのです。ミネラル成分豊富な弱アルカリ性の水を毎日十分に飲んで健康長寿を目指しましょう。

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VOL.308『水を飲んで美しく健康に』 [水]

◆水グルメの時代
 近年は水道水を飲まずにミネラルウォーターを買って飲む人が増え、家庭に浄水器を設置する人も増えていて、日本はもはや水グルメの時代に突入したと言えます。
 浄水器には様々なタイプがありますが、主なものは活性炭を使用するタイプで、活性炭に水中の汚染物質や化学物質を吸着させて取り除きます。他に、水中の細菌や微生物を濾過膜(中空糸膜)で除去するもの、電気分解によって酸性水とアルカリ性水に分解するものなどがあります。

◆中空糸膜の働き
 水道水の匂いの原因の一つは水中の残留塩素なので浄水器の塩素除去機能が高いほど匂いは抑えられますが、同時に細菌汚染の危険性は増します。これを克服するのが濾過膜いわゆる中空糸膜です。嫌な味や匂いの元である有機物やカルキ臭を吸着分解して取り除く超マイクロフィルターによって活性炭では除去できない細菌やカビ・病原性微生物・鉄錆・濁りなど超微粒子を除去して美味しい水を供給します。濾過膜は年々進化し、ハイテク繊維膜を使うことで家庭用浄水器の性能レベルが向上しました。これが最近の美味しい水ブームに乗って売れ筋商品となっており『コーヒーの味が全く変わった』などと言われています。
 中空糸膜は化学繊維でできたマカロニ上の糸を0.1〜0.01μmまで引き伸ばしたものが束になったものです。この極小の穴を持つ膜は、ウイルスや細菌・病原性微生物などを遮断し、水だけを通します。この中空糸膜を使用して作られた製品は、有機物や悪臭・種々の細菌なども除去できます。ですからアフリカなどの上水道が整っていない地域で河川の水を飲用に変えることも可能です。三菱レーヨンは中空糸膜でロシアのチェルノブイリ原発事故の現地飲料水用の浄水装置を作り、放射能で汚染された水を飲用に変えてその安全性を証明しました。

◆朝イチで飲む水で朝から美しく
 浄水器でカルシウムやミネラル成分を溶出し、弱アルカリ性の水として美味しく飲める製品もあります。水そのものの作用で健康を増進しようというものです。
 朝の目覚めの水は食欲増進や便通には欠かせません。身体は交感神経と副交感神経の自律神経に支配されており、副交感神経が優位になると身体を静かに落ち着かせます。朝は副交感神経が優位な状態で、その後カラダを活発にさせる交感神経優位に切り替わります。これが水の役割です。副交感神経には鎮静作用がありますが、胃腸の働きを活発にさせます。逆に交感神経は胃腸の働きを抑制するので朝飲む水は一時的に副交感神経を興奮させて胃を刺激し、食欲増進を促します。特に、冷たい水での刺激は食欲を増進させ腸の蠕動運動を起こさせます。この刺激が停滞していた便を直腸に進ませ便意を促すので便秘が解消されます。水には老廃物を排泄する作用や整腸作用があることから寝起きにコップ2〜3杯水を飲むことを習慣にすると皮膚にも良い影響を与えます。水を飲むことで便秘の解消が期待でき、食事量が減ってもお腹が空きにくくなるので肥満防止にもつながります。
 人は加齢とともに新陳代謝が衰えてきますがこれは体内の水分が減っていくからで、老化を予防するにはこまめに水を補給することが大切です。カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分を含んだ弱アルカリ性の水を家庭で飲むことができる、水グルメの時代に食生活が豊かになり、自宅で作る料理も美味しくなる、そんな巣ごもり生活も悪くありませんね。

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VOL.300『毎日飲む「水」が重要』 [水]

◆水で健康状態が変わる
 新型コロナウイルス感染症と共存するためには、重症化しないように免疫力を高めておくことです。その基本が飲み水で、条件は天然水であることです。一般にミネラルウォーターと呼ばれる水は、標高2000〜3000m以上の高山に降った雨や雪が長い年月をかけて地中に浸透し、その間にゴミや汚れがろ過され、地中のミネラル成分を吸着して湧き出した水のことです。日本人の祖先も1万年前から飲んでいました。
 天然水にはミネラル成分が豊富に含まれており、ヒトの細胞や組織・臓器などを元気にする生理活性作用があります。滝や岩清水が流れ落ちる場所に行くと空気が美味しく感じられますが、それは水素のマイナスイオンが空気中に漂っているからです。反対に水を加熱殺菌すると水素のマイナスイオンは失われ、生理活性は損なわれます。水道水のように塩素などの化学物質が水に含まれていると、活性酸素が発生する原因となります。以上のことから、免疫力強化のために飲む水は、加熱殺菌していない天然水であることが条件となります。
 ミネラルウォーターのラベルに鉱泉水・鉱水・温泉水などと記載されていればその水は地層という天然のろ過装置を通り、地中から湧き出した水という意味でミネラル成分が含有されているということです。井戸水や伏流水はミネラル成分の含有量についての規定はありません。水に含まれるミネラルの中でカラダに必要で特に重要な成分は、カルシウム・マグネシウム・ケイ素です。これらは腸の働きに欠かせない成分です。次に重要なのは弱アルカリ性であることです。体内の血液や体液は健康体では弱アルカリ性に保たれています。各細胞組織や血液は体内がアルカリ性の時に活発に活動することができます。体調を崩し病気になったり、高齢になって加齢臭がある人は酸性の方向に体液成分が変わっていると考えられます。体内が酸性なのか、弱アルカリ性なのか、弱酸性なのかはpH(酸素イオン濃度)を測定することでその数値が示されます。中性ではpH7.0でそれ以上であれば弱アルカリ性の健康体で、病気になると弱酸性のアシドーシスとなります。

◆体温を高く保とう
 免疫専門の医師によれば、免疫の働きを活性化するには体温を少し高く保つことであるといいます。体温が37℃近くまで高くなれば免疫機能が30%以上も上昇するそうです。冬に風邪を引きやすい人は血管が縮んで血液の流れが悪く、常にカラダが冷えている体温が36℃前後の人です。そういう人はゆっくり入浴することで皮膚の表面から深部まで汗をかく程度まで温めると、血流が良くなり、入浴後すぐに靴下をはくなど、暖かくして寝れば風邪を引きにくくなり免疫力が上がります。若い人の間では入浴せずにシャワーで済ませる人が増えていますが、それでは免疫力は上がりません。また、足は第2の心臓と言われますので、足裏をマッサージすると心臓や肺・肝臓・腸を元気にすることができます。
 体温が常に低く、冷え性の人ほどガンになりやすいといいます。これは、ガン細胞を攻撃・排除するNK細胞の活動が低下しているため、免疫力が低下した状態で毎日を過ごしているからです。逆にガンになりにくいのが体温が高い状態で毎日活動している人です。体温が39℃以上になるとガン細胞は死滅しますが、体温が38〜39℃の高熱状態では正常に活動することができません。

◆水に含まれるミネラル
 基本的に免疫力を高めるには毎日の飲み水が重要となります。サンゴカルシウムのミネラル成分が溶けてイオン化している水にはカルシウムをはじめマグネシウム・ケイ素などのミネラルが含まれており弱アルカリ性の水となっています。加熱していないので酸素も豊富に含まれています。飲めば岩清水のような食感で、この水を飲むことで生理活性作用が活発になり、免疫力を高めてくれます。
 常に免疫力が低下して、3密状態の生活をしていると、新型コロナウイルス陽性となる確率が高まります。ワクチンや治療薬の開発にはまだ時間がかかりそうですので、コロナと共存するため、免疫力を高めておきましょう。

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VOL.288『ウォーターローディング法で免疫力アップ』 [水]

◆こまめにチビリチビリ
 新型コロナウイルス感染症の影響で、野球やサッカーなどのプロスポーツを会場で観戦することができなくなっています。以前、プロのスポーツ選手が試合中にマイボトルに入れた水を飲むのを見る機会がありました。彼らは常に自分の身体に必要と思われる水を選んで飲んでいます。特に中心となるのが弱アルカリ性の水です。彼らにとって水分補給は極めて大事なのでその飲み方を見てみると、喉の渇きを感じる前にチビリチビリとこまめに飲んでいました。スポーツ選手はこの飲み方で1日に1.5~2リットルの水を飲むといいます。こうした水の飲み方をウォーターローディング法と呼びます。もともとは、プロスポーツ選手が持久力を高め、成績の向上を目標として開発された方法です。試合前の一定期間、毎日1.5リットル以上の水を飲み、体内を水で満たしておきます。すると、試合中に水分を失っても運動能力の低下が防げます。

◆ミネラル成分が溶けている水を
 水をこまめに飲んでいると血管内壁の内皮細胞の柔軟性が高まり、血液の流れが良くなります。その結果、体内の新陳代謝が活性化します。この水の飲み方は体質改善にも有効で、免疫力強化にも役立ちます。その際の水は体液に近い弱アルカリ性であること、弱アルカリ性の水は酸化還元力が高いので、活性酸素によって酸化された細胞を元の状態に戻す力が強くなります。天然水であれば、pH7.5以上の水が良いでしょう。
 体内は通常、体表面の皮膚や胃の中などを除いて弱アルカリ性に保たれています。しかし、疲れてくると酸性に傾くので、弱アルカリ性の水は体内のpHを調整してくれ、老廃物を排泄し、内臓を活性化する作用があります。近年、炭酸水が疲労回復や血流促進の働きがあるとして人気となっていますが、炭酸水は酸性水なので、飲む時はチビリチビリではいけません。食事の前にコップ1杯の炭酸水を一気に飲むと満腹感が得られて、ダイエットにつながります。それ以外の飲み方はお勧めしません。
 体質改善に最も大事なミネラル成分は、カルシウム・マグネシウム・ケイ素です。これらは免疫細胞を正しく働かせ、腸のぜん動運動を活発にして便通を良くします。また、皮膚や粘膜の炎症を抑える作用があるので、ウイルス感染症を防ぐのにも適しています。そのためにはこれらのミネラル成分がイオン化して含まれている弱アルカリ性の水をチビリチビリ、絶えず飲むことです。これは手をアルコールで消毒するくらいに必要なことなのです。イオン化された粒子は細かく、体内での吸収性に優れています。カルシウムの吸収性を高めるにはマグネシウムの補助が必要です。マグネシウムは腸内細菌を活性化するとともに糞便の塊を大きくする働きがあり、便秘解消作用があります。水に溶けているカルシウムやマグネシウムはイオン化しているといい、これらの量は硬度という数値で表します。体質を改善するには硬度が高い水が良いといいます。

◆寝る前にはコップ1杯の水
 就寝前には弱アルカリ性の常温の水をコップ1杯飲むようにしましょう。夜中にトイレに起きた時にも1杯飲むと良いでしょう。水を飲むとトイレに行きたくなり眠れないと言って水分補給を控える人がいますが、就寝中は体内の水分が失われて血液がドロドロになるので高血圧の方では起床後、動脈硬化で脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険性が増します。
 逆に、就寝前の食事は胃腸に負担がかかるので避けましょう。日頃からマイボトルを持ち歩き、水をチビリチビリと飲み、ウイルスを胃へと流し込みましょう。食べ物と一緒にウイルスが気管に入ると誤嚥性肺炎が起こります。高齢者は免疫力が低下し、吐き出す力も弱くなっていますので感染すると重症化しやすくなります。日頃から密閉空間には行かない、大声を出して人と話をしない、宴会や食事会にも行くのもやめましょう。子供や若者は感染しても症状を示さないので、高齢者は子供などと接触する機会を作らないようにしましょう。よく手を洗い、プロスポーツ選手のようにマイボトルからのウォーターローディング法で水を飲む習慣を身につけましょう。

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VOL.268『水に含まれる成分について』 [水]

◆日本の水事情
 日本の水道法の水質基準では、水銀・有機リン・フッ素・カドミウムなどの有害物質は基準値以下であることが厳しく規定されており、殺菌には多くの浄水場で塩素が投入されています。浄水場では気温や水温の変化に合わせて塩素の注入量を調整しているため、夏と冬では塩素量が違います。また近年、鉛を使った水道管は減ってきていますが、塩素注入量が多いと鉛が水道水中に溶け出すことも分かっています。また、微量ではありますが種々の化学物質も飲料水としての許容範囲内でカラダに影響を与えています。
 他にも味や匂い、色など、飲料水としての良し悪しを決める物質も含まれています。例えば、水道管のサビのせいで鉄やマンガンなどの量が増加すると、塩素消毒で酸化された鉄の場合は赤く、マンガンは黒く変色し、銅の場合は青く変色します。腐敗したものが混入すれば、当然水も臭くなります。
 また、タンパク質などが入っていると硫化水素に変わり、タマゴが腐ったような匂いを発生する場合があり、フェノール類は塩素殺菌によってクロールフェノールを生成し、臭気を発生するので、水道法では許容量が厳しく規定されています。
 飲用や料理には水が必須です。洗濯やシャワー、掃除をするにも水は必要です。多くの人々は飲み水には化学物質など含まれていないと思っています。それでも多くの人がミネラルウォーターを購入して飲んでいます。日本ではミネラルウォーターは、自然水や天然水として売られていますが、微生物の混入を防ぐためには消毒・殺菌しないと基準はクリアできません。当然、消毒や殺菌をすれば水中の酸素濃度は低下し、水分子の形態も大きくなるため水の味が落ちます。

◆水に含まれるもの
 飲料水中の硝酸塩(硝酸性窒素)の濃度が高いと、2型糖尿病を発症するリスクが高まるといわれています。アメリカ・コロラド保健科学センターで飲料水中の硝酸塩濃度が高い地域の18歳以下の小児1290人を対象に飲料水と糖尿病の相関関係を調べた結果、糖尿病との関連性が確認されました。スウェーデンの調査では、糖尿病の小児は健康な小児に比べて硝酸塩や亜硝酸塩、ニトロソアミンを含む食べ物を多く摂取していることが明らかとなりました。硝酸塩が体内に入る経路は、硝酸塩を過剰に吸収した野菜や貯蔵肉、魚、飲料水からです。中でも飲料水からの比率が最も高く70%以上でした。硝酸塩がなぜ膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンを減少させ、糖尿病になるのかといいますと、胃の中に入った硝酸塩は消化管内のpHの影響を受けて亜硝酸塩に還元され、その後、肉類などのタンパク質である2級アミンと結合してニトロソアミンを生成します。ニトロソアミン量が中毒値に達すると遊離基を放出し、これがβ細胞を障害しインスリン生成やインスリン分泌を阻害・抑制し、その結果、インスリン依存型糖尿病になるのです。
 ドイツ環境庁、水質・土壌・大気汚染研究所によれば、pH6.5以下の水道水、井戸水を銅製容器に長時間溜めておき、それを乳児や小児に与えると肝硬変を発症すると報告しました。最近の10年間では小児の肝硬変が24例報告され、14の死亡例があります。銅による肝硬変はインドからも報告されています。
 飲料水中に微量元素が欠乏している地域ではさまざまな病気が発症します。アンデスやアルプス、ヒマラヤなどの山岳地帯では水中にヨードが不足しているため甲状腺ガンが多く発症します。石灰岩の地層の水にはカルシウムやマグネシウムが含まれており、硬水といいます。硬水は南西アジアや中近東・アフリカ・南米に多く、味が悪く、皮膚の病気を発症し、腎結石、胆石の原因になるともいわれ、下痢する人が多くいます。しかし、硬水を飲む地域では心臓病や脳卒中の発症率が低く、長寿であることが知られています。

◆美味しくて健康に良い水
 美味しくて健康に良い水の条件は、カルシウムやマグネシウム・鉄・マンガンなどのミネラル成分のバランスが良く、弱アルカリ性の水です。また、良好な環境での湧き水や地下水にはミネラル成分や酸素が豊富に含まれています。毎日飲む水が良い水なら健康が維持されます。

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VOL.257『生命を支配する「水」』 [水]

◆生物になくてはならない『水』
 ヒトが生命を維持するために最も必要なものが水です。カラダは37兆個ほどの細胞からなり、胎児は体重の90〜95%、子供は75〜80%、成人は60%、高齢者は50%の水分でできています。老化とは水分がカラダから失われていく過程です。植物が枯れるようにカラダから水分が失われ、生命が終わっていきます。
 地球上のあらゆる生命は水に依存し、乾燥に弱いという弱点があります。ヒトを含めた生物は水がなくては生きられません。それは生命の始まりが海中であることを示しています。人類の祖先である生命体は40億年前に太陽光線が届く浅い海の中で誕生しました。海中は穏やかな環境で、生命体は水中にいるだけで栄養素やミネラル成分を得ることができました。それゆえ生物は水の中でしか生きられませんでした。

◆カラダの中の海
 水のない陸地では生きられなかった生物が海から陸に上がるために、生物は体内に海を作りました。つまり、カラダの50%以上を水分で満たすことで上陸が可能となったのです。これがカラダの半分以上が水で占められている理由です。同時に乾燥に弱いという性質を持つことになりました。例えば、樹木は秋冬には葉を落として休眠し、アフリカでは動物が乾季になると水を求めて命がけの大移動をします。水を飲まないと動物も人間も4〜5日で死亡します。水は生命を支配しているのです。
 カラダの50%以上を占める水はその60%が細胞内にあります。残りの40%が血液や体液などの細胞外に存在します。細胞は60〜70%が水で、水がなければ生きられず壊死します。細胞はカラダを維持するタンパク質の製造工場です。細胞内には司令塔である核があり、DNAという遺伝子の情報にしたがってタンパク質を製造する設計図があります。カラダの臓器や組織、器官は全てタンパク質からできています。
 ヒトは毎日食物から栄養素を摂取し、それは胃で消化分解され、腸でアミノ酸(タンパク質)に分解吸収されます。アミノ酸は血液を介して各細胞に運ばれ、タンパク質に再構成され、その過程で水が使われます。つまり、水がなければカラダを動かすことができないのです。その中心が血液です。血液は体重の8%で、だいたい4リットルの血液が体内を流れています。血管の長さは合計10万kmに達し、これは地球2周分以上の長さです。心臓から押し出された血液は体内を巡り50秒で再び心臓に戻ります。秒速40〜50m(時速180km)の速さで栄養素と酸素を細胞に運び、代わりに二酸化炭素(老廃物)を回収しています。体温も血液によって維持されています。
 体内の水は体液のpHを調節しています。カラダが酸性に傾けばpH6.8以下で細胞が死に至ります。逆にpH7.8以上のアルカリ性になっても細胞は死んでしまいます。水によって体液は弱アルカリ性のpH7.3〜7.45の狭い正常範囲に調節されているのです。

◆質の良い水で健康維持
 体内で不要となった有害物質を浄化またはリサイクルしたり排泄するのも水の働きです。ヒトは何もしなくても、1日に2.4〜2.8リットルの水が体外に出て行きます。その中で最も多いのが尿で1.5リットルです。腎臓でろ過された老廃物は水分と一緒に尿として排泄されます。発熱時には熱を下げて体温を正常に保つために水が使われます。寝ている間にも700〜1000mlが皮膚や呼気から出て行きます。便中にも200〜300mlの水量が含まれています。これらを合計すると2.4〜2.8リットルになります。
 失われた分の水は補給しなければなりません。食品に含まれる水量は700〜1000mlです。残りは水として意識して摂取しなければなりません。ヒトは1〜2%の水分を失うだけで意識に障害が起こります。これが脱水症です。特に、乳幼児や子供、高齢者に起こりやすいので普段から気をつけて水分補給するように心がけましょう。摂取する水はカルシウムやマグネシウムをはじめとするミネラル成分が豊富な水を選びましょう。

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VOL.227『美味しい水・健康に良い水』 [水]

◆日本の水
 日本は自然が豊かで水量も豊富です。欧米では水道水を安易に飲むのは危険とされていますが、日本の水道水は安全で美味しいというのが常識でした。ですから蛇口をひねれば出てくる水を当然のように飲んでいました。
 しかし、最近ではグルメ志向や健康志向の高まりから、水道水をそのまま飲む人は減っているように思われます。実際、水道水は安全性を高めるため塩素消毒されており、そのため多少匂いもします。食器洗いや洗濯、風呂の水などに水道水を使っても、飲料水として使うことは減っています。

◆水道水の消毒
 アメリカでは1992年以降、水道水に汚染物質がl混入していることが問題となり、その後はミネラルウォーターが飲まれています。日本でも工業廃水や家庭排水などが河川に流れ込むことによる水質汚染が進み、それを浄化するための消毒剤の量も増えています。通常、日本で消毒剤として使われるのは塩素で、細菌などの病原微生物を殺すのに非常に強い効力を発揮します。しかし、同時に別の有害物質も作り出します。例えば、塩素と水中のアンモニアが結合するとクロラミンという物質ができてカルキ臭を放ちます。これが水道水をまずいと感じさせる理由の一つです。また、水道管の末端まで安全を保持し、赤サビの発生を防ぐためにメタリン酸ソーダが入れられます。
 1957年の水道法により、塩素消毒は義務化されました。現在、水道水に投入されている塩素の量は他の国と比べても多い方です。WHOが定めたEU各国の水道水の大腸菌基準は100ml中100個の検出が5回以内であれば合格とされています。日本では1回でも検出されれば即アウトで、多くの塩素が投入されます。高濃度の塩素は皮膚や粘膜に障害を与えます。塩素は有機物と反応し、発ガン性物質トリハロメタンが発生します。トリハロメタンは流産や死産との因果関係も指摘されています。
 1945年アメリカで、水に含まれる硝酸性窒素がヘモグロビンをメトヘモグロビンに変化させ、酸素が運搬できず呼吸困難を起こすブルーベビー症候群が問題となりました。日本でも1950年代以降、硝酸性窒素が原因で酸素欠乏状態になる症例の報告があります。
 EU諸国では塩素を消毒剤として使用する代わりにオゾン処理した浄水が使われています。オゾン処理とは、強い酸化力や殺菌力を持つオゾンを用いてカビ臭の除去や消毒をすることです。近年、東京全域でもこのオゾンを使用した高度浄水処理が導入され、水道局は水道水をペットボトルに入れ、東京水として販売し安全性をアピールしています。

◆飲料水は、選び作る時代へ
 しかし現代は、安全性に加えて健康や美容・味の良さといった質の向上を人々は求めています。2001年の調査でも水道水を飲むという人は50%以下で、多くの人がミネラルウォーターや浄水器を使用しています。1960年代から登場した浄水器は簡易なものから、機能水を作るものまで多種多様です。2002年からは家庭用品質表示法が適用され、品質や性能を正しく表示することが義務づけられました。
 その中で、塩素やトリハロメタン、硝酸性窒素などの有害物質を取り除く機能を持ち、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分を放出して弱アルカリ性水にしているものがあります。カルシウムやマグネシウムは緑茶の成分であるカテキンと結合すると味わいが深まります。日本の自然水のほとんどはカルシウムやマグネシウムの量が少ない軟水で、日本人は長くこの水に接しているので軟水を美味しく感じます。ですが、カラダの健康維持に効果があって美味しい水は、ミネラル成分を豊富に含んだ弱アルカリ性水です。世界的にも有名な大阪大学名誉教授・橋本奨氏(故人)は健康に良い水と美味しい水の条件としてカルシウム・マグネシウム・ケイ素などのミネラル成分を多く含む水を挙げています。
 日本の自然水も汚染が進んでいます。安全性に優れ、美味しい水は、選ばれ作られる時代が来たようです。

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VOL.204『毎日飲んでいる水がカラダをつくっている』 [水]

◆水に含まれる成分は重要
 21世紀になり、ヒトの遺伝子の解析が進むと、全ての病気は遺伝子(ゲノム)で発症するジェネティクスによって決まるとされていましたが、今日では生活習慣が要因であるエピジェネティクスによって決まることが解ってきました。また、カラダを構成するのは60兆個の細胞とされてきましたが、近年、この数は訂正されて37〜40兆個となっています。
 細胞は中も外も水で満たされています。カラダを構成している水を維持するために、良い水を飲み続け、良質な成分で細胞を満たすことができれば、病気になりにくくなります。逆に、悪い水が細胞に作用し続ければ遺伝子は傷つき、慢性疾患やガンなどの病気を引き起こす細胞へと変異する確率が上がります。水に含まれる成分は極めて重要だということです。

◆なぜ水にはこだわらないの?
 カラダを維持するためにヒトは毎日2.5ℓの水を飲み、その後に尿や汗として排泄します。また、水は食物とともに口から摂取され、腸で吸収されます。腸は栄養を吸収する器官であり、体内で最大の免疫器官でもあります。カラダを元気にするには腸を元気にすることで、そのための水の条件はカルシウムやマグネシウムをほどよく含むことです。カルシウムには腸の蠕動運動を活発にする働きがあり、マグネシウムは糞便を柔らかくして排便力を高め、便秘を防ぐ働きがあります。汚れた腐敗物質が腸内に長く留まることがなければ、免疫力が高まるので、病気を防ぎ、老化を遅らせことができます。
 一般的に、食事を変えれば健康状態が変わり、健康を維持できることは誰もが知っています。ところが、水を良質なものに変えることを意識している人はそれほど多くありません。
例えば、母親の胎内にいる胎児は90%が水分で、赤ちゃんもカラダの80%は水分です。成人になれば体重の60%が水分であり、高齢になっても50%は水分です。若さを失うとともにカラダから水分が抜けていくので、その分シワが増えます。老化とは、カラダの細胞から水分保持能力が失われていく現象でもあります。いきいきと現役生活を続けている人は水にこだわっています。水の飲み方に意識を向けるかどうかでその後の人生が大きく違ってくるのです。
 水は腸から吸収され、体内に入ると、血液やリンパ液となってカラダをめぐる体循環となります。体循環によって栄養素や酸素が運ばれ、エネルギー代謝で使われた老廃物は体外に排泄されます。また、水は体温を一定に保ち、体内の浸透圧を常に正常範囲内に保つので、カラダの恒常性が維持されます。血圧や血糖値のバランスを常に一定に保つように働き、細胞内液や細胞外液のバランスを一定に保ちます。

◆カルシウム豊富な水を飲みましょう
 つまり、水は体内を循環しながら体内機能に乱れがないように、一瞬も止まることなく働き続けているのです。カラダをつくる水とは、生命を支える水です。そして良い水とは、酸素をたっぷり含み、ミネラル成分がバランス良く含まれている水です。逆に、カラダに良くない水とは、酸素を含まない蒸留水や純水、加熱沸騰させた後に冷ました白湯などです。これらの水は生理活性が失われています。
 カルシウムを豊富に含む水は弱アルカリ性です。昔から世界中で酸素を含む弱アルカリ性の水は奇跡の水と呼ばれていました。この水が、病気を防ぎ、病気を治し、老化を防いで若さを維持する長寿の水として知られています。つまり、奇跡の水とはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分を豊富に含む水であり、日常的に飲むことで健康寿命が維持されるのです。

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VOL.192『水は天然の健康飲料です』 [水]

◆クリプトスポリジウム
 梅雨から夏の時期には、雑菌の繁殖が活発になるため、水道水に含まれる塩素の量が増えます。1996年、埼玉県で水道水中のクリプトスポリジウム(原虫)による集団下痢症が発生しました。クリプトスポリジウムは1976年アメリカで初めて報告されて以来、世界各地で報告があります。水道水に混入する原虫はクリプトスポリジウム以外にもランブル鞭毛虫やサイクロスポーラ原虫などがあり、集団下痢症を発生させています。これらの原虫は塩素に対して強い耐性があるため通常の塩素消毒では駆除できません。

◆トリハロメタン
 また、水道水には発ガン性が疑われるトリハロメタンやトリクロロエチレンなどが含まれているためそれらを規制した水質基準があります。トリハロメタンは体内に入ると中枢神経系や肝臓、腎臓に障害を与え、アトピー性皮膚炎や気管支喘息などを悪化させます。摂取量が増えれば集中力の低下や疲労感、イライラなど精神的な不調症状が現れます。妊婦では流産の危険性も増します。
 トリハロメタンは塩素と有機物の化学結合で作られます。水道水を沸騰させると塩素との化学結合が進み、トリハロメタンの発生量が増えます。含有量が最大となるのは沸騰直後で通常の2〜3倍となります。トリハロメタンを完全に除去するには15〜30分間沸騰させ続けることが必要です。塩素は体内に入ると活性酸素が発生します。水道水を沸騰させると塩素は蒸発し、殺菌効果がなくなりますが、病原微生物も死滅します。しかし、トリハロメタンは増えてしまします。

◆白湯・純水
 水道水やミネラルウォーターを沸騰させ、さました白湯(さゆ)を飲むという健康法があります。これらの水は健康作用を失います。水には多くの酸素が含まれています。酸素を多く含む水には体内環境を整える作用があります。また、多くのスーパーなどで水道水から不純物を取り除いた純水を無料で提供し、飲用や料理に使うよう奨励しています。これら純水や白湯は、健康上良質な水とは言えません。通常、水には不純物が含まれているので溶解度が高く、人体に取り込まれるとさまざまな酵素やミネラル成分を溶かすので細胞に吸収されやすいのです。白湯や純水による健康法はデトックス効果があると言いますが生水にも老廃物を排出する作用があります。わざわざ沸騰させて水分中の酸素をなくす必要はなく、逆に健康を害するかもしれません。
 健康な人の体液は弱アルカリ性です。ストレスがかかり、疲労してくると体内は酸性の方向に傾きますが、体内環境を素早く戻すのが弱アルカリ性の水です。ミネラル成分を含んだ水は弱アルカリ性で活性酸素を抑制させるとして知られています。酸素を含み、カルシウムをはじめとするミネラル成分を豊富に含む水が良質で健康増進に優れた水と言えるのです。

◆水は元気の素
 日本の水道水は軟水で、カルシウムやマグネシウム量の少ない水です。ヒトのカラダは、幼児で体重の80%、成人で60%、老人でも50%、平均して60〜70%が水分です。体内の水が栄養素や老廃物を運搬し、体温を調節し生命を維持しています。毎朝、起き抜けにコップ1杯の水を飲むと、一時的に副交感神経を興奮させ、胃腸の動きを活発にします。血液やリンパの流れも良くなり、老廃物を排出します。水はまさに天然の健康飲料であり、健康を維持する力を引き出してくれます。つまり、毎日の水は元気の素なのです。酸素を多く含み、カルシウムをはじめとするミネラル豊富な命の水を飲み続けましょう。

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VOL.175『ミネラル豊富な水を飲みましょう』 [水]

◆体内の水の動き
 体内の老廃物を除去するには水が欠かせません。血液中の老廃物は腎臓の糸球体で濾過され、尿中に排泄されます。ヒトは1日に尿から1500ml、皮膚から600ml、呼気から300ml、便から100ml、合計2500mlの水分を失っています。体内のエネルギー代謝で300mlの水分が代謝水として産生されるので、差し引きすると1日に必要な水分量は2200mlとなります。
 このうち1000mlは食物から摂取するので、尿の排泄を促進させるためには最低でも1200mlの水分を摂取する必要があります。むしろ1500〜2000ml以上飲むことが望まれます。摂り入れる水はミネラル成分を豊富に含んでいることが基本となります。

◆早めに、こまめに、少しずつ
 スポードリンクには糖分や人工甘味料などが多く含まれているので、体内環境に良いとは言えず、摂取した量より多くの水を飲まなければなりません。また、コーヒーやお茶は糖質やカロリーはゼロですが、利尿作用のあるカフェインが含まれているので、飲んだ分以上に排尿されてしまい、注意が必要です。また、就寝中は皮膚や呼気から水分を失います。空気が乾燥していれば水分の減り方も多くなります。就寝前と起床後にはコップ2杯分の水分を補う習慣をつけましょう。
 毎日の水分摂取のポイントは、早めに、こまめに、少しずつ水を飲むことです。喉が渇いたと感じた時にはすでに軽度の脱水症状を起こしています。特に高齢者は喉の渇きを感じにくくなるので、喉が渇いていなくても早めに水を飲むようにしましょう。乳幼児など子供の病気のほとんどは水分不足による体内の脱水が関わっています。ヒトのカラダは体液濃度(浸透圧)の急激な変化には対応できません。体液濃度が上昇した時、一度に大量の水を飲んでも体液中には入らず、すぐに尿となって排泄されてしまいます。それゆえ水はこまめに少しずつ飲むことが重要なのです。トイレに入ったら尿の濃さを観察しましょう。色が濃いと感じれば水分摂取量が不足しており、カラダが脱水状態になっていることを示しています。高齢になれば、手や足・腕の筋肉が退化し、シワが多くなるので、血管が膨らんで目立つようになります。手や足の血管の丸みがなくなり、扁平に見えるようであれば脱水症のサインです。体内の水分は10%失われると危険状態となり、20%失われると死に至ります。

◆水が良ければ病気になりにくい
 水は組織内に浸透し、生命維持や健康維持に関与します。ヒトは毎日、食物を消化し、吸収しています。水はその運搬と老廃物の排泄を担っています。生き続けるための呼吸や血液循環も水が中心的役割を果たしています。その水にはさまざまなミネラル成分がバランス良く含まれていることで、生命の恒常性が維持されているのです。ミネラル成分の中でもカルシウム・マグネシウム・亜鉛・ケイ素が多く含まれている水を飲んでいる地域の人々は、いずれも健康で長生きです。毎日の生活水が良ければ病気になりにくく、水が悪ければ病気になります。
 水に含まれるミネラル成分(特にカルシウムやマグネシウム)やアルカリ食品(野菜・豆類・海藻類・発酵食品など)を食べることでカラダは弱アルカリ性となり健康になります。食物繊維やカルシウム・マグネシウムを摂取することで腸内細菌叢を活性化し、便秘にならず皮膚や粘膜の抵抗力が高まります。その中心となるのが水分補給です。
 21世紀は腸内細菌叢の時代と言われるように、腸内細菌叢が活性化すれば病気になりません。毎日ミネラル成分を豊富に含む水を、早めに、こまめに、少しずつ摂る習慣を身につけましょう。

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